死生観の違いなのか、豪州における「相続対策」(Estate Planning)=死亡した際の段取りというのは非常に淡々としており、一般的な方でも普通にWill(遺言書)、Power of Attorney (委任状)を作成されています。
翻って私も含め日本人は、こういった「死亡した際の段取り」の話を忌み嫌う節があり、最後まできっちり話し合い、準備をせずにその日を迎えてしまう可能性があるような気がします。私の実家には財産は有りませんが、以前そういった話を親とすると「早く死んでほしいのか」というような話になってしまい、全く話になりませんでした。当事者にとっては「事後の処理」となるため、あまり気に留めない方もいるかもしれませんが、少しの準備の有る、無しによって事後の処理が1か月で完了するのかそれとも1年以上も掛かる場合等があります。
俗に言う”転ばぬ先の杖”です。
Estate Planning (相続対策)はお金持ちの税金対策だけではなく、普通の人々が残された家族、遺族、友人、知人達に準備をするものとお考え下さい。この章ではEstate Planning の基本的な事を記します。Estate Planning に関しては関連の法令の変更、条件の変更が頻繁にありますので、誤解を避ける、古い情報に縛られないように、出来る限り一般的な表現にしています。何かアクションを取られる場合は最新情報の取得をお勧めいたします。
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WILL (遺言書)
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