LMI(Lenders Mortgage Insurance)とは銀行からお金を借りる際に、通常LVR(Loan to Value Ratio)が80%以上になる場合に掛ける [Loanに対しての保険]の事で保険料を支払うのは借りる側 (Borrower)。またLMI保険料の支払いはLoanを借りる際の一回のみです。LMIはLoanの額により変わります。銀行に問い合わせれば教えてくれます。
LVR (Loan to Value Ratio)とは資産に対しての借り入れの割合です。例えば$500,000の家を購入する際に$400,000を借り入れした場合のLVRは400/500=80%となります。
通常の借り入れの場合だとLMIを使わないのですが。「戦略的にLVRを上げて手持ちCashを保存する」というやり方もあります。(Subject to bank approval:銀行の与信審査次第です)
これはどういう事かというと、例えば$800,000の家の購入に対して通常の場合、購入時の頭金は20%=$160,000ですが、「あえて」頭金を10%に抑え、Loan を90%まで借り、LMIを支払います。しかしLMIを支払っても使わなかった10%は手元に残るので、どうしてもCashを減らしたくない戦略の場合はLMIもひとつの手段かもしれません。(Stamp dutyなどの諸費用は上記説明には考慮していません)
家を売って全く貯金が無くなると、今後の予想しなかった出費に対しての耐力が失われ、リスクの高い生活となります。必要であれば多少の出費をしてもLMIを使ってCashを保存するというのもひとつの手段です。
なおLVRは購入する場所(Post Code)にも関係があり、例えば床面積の狭い1Br, Studio、またはService Aprtmentなどへの貸し出しは銀行内の与信審査(Lending criteria)で制限されている(資産の50%までとか)場合があります。購入前に銀行、モーゲージブローカーにお問い合わせください。
ここで注意したいのは銀行の与信審査規定でLVRが低い案件は「お金を借りるのに苦労する=次に売るときに売りづらい物件(次の購入者もお金を借りにくい)」と考えた方が良いかもしれません。銀行によっては1Br, Studioへの貸し付けを行っていない銀行もあります。
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