Preservation Ageについては適切な日本語がありません。大まかに言うと退職年金給付基金(Superannuation)からの早期引き出し開始年齢に近いニュアンスです。
豪州政府の定年退職者向けの3本の柱政策により、Superannuation(スーパー)は税金について優遇されていますが、スーパーファンドからの引き出しについては厳しく制限されており、「基本的」にスーパーからお金が下ろせるのは引き出せる条件 (Condition of Release)をパスし、かつ仕事を辞める宣言をすれば引き出せます。(諸条件あり) このPreservation ageの年齢も段階的に変化しています。
Preservation ageでお金を下ろす場合、税金が掛かる場合があります。全てを説明すると、本題の目的が分かりにくくなるので、以下のような表にまとめました。
In the case of a person who has reached their preservation age but is under age 60, the retirement condition of release is satisfied where:
• an arrangement under which the member was gainfully employed has come to an end
(this may have occurred at any time, including prior to their preservation age), and
• the trustee is reasonably satisfied that the person intends never to again become
gainfully employed for 10 hours or more each week.
- 仕事を辞める宣言をしていると仮定します。
- この表は「お金を下ろす資格の条件が揃っている」 (Condition of Release)が大前提になります。
- 大別すると「一括引き落とし(Lump Sum)」と「分割受給 (Income Stream」で上記のように税率が変わります。
- 「*」マークがある部分はMedicare費用2%加算されます。
- スーパー基金の構成内訳 (Tax Free / Taxable)はスーパーのStatement、もしくはWebで確認できます。Taxable (untaxed) componentは主に政府系で勤務していた方に表記があります。
Condition of Releaseという条件がいろいろとあり、実際の確認は少し複雑になります。よって一般的にスーパーからお金を引き出すには60歳以降にする、という方法が良いと言われています。(その他の条件もあり)
FY21/22時点でのPreservation ageは以下になります。
< 以下参考サイト >