Real Estate (不動産)について
オーストラリアは広大な国ですが沿岸部に居住地が密集しており、人口増、近年の公定歩合の設定、インフレなどいろいろなファクターが絡み合い、現在不動産価値は上昇を続けており、日本の住宅と比べ非常に割高感があります。
また一般的にこの国では「家はライフスタイルに合わせて変えていく」という考えが浸透しており、4年ごとのCensus (国勢調査)でも国民の半分が移動しているという非常に人の流動性に富んだ特色があり、それに合わせて家の売買、賃貸も盛んで不動産業界は非常に洗練されています。販売されている不動産の写真の撮り方ひとつとってもオーストラリアは完璧なプロの写真家の写真を使用し、ひるがえって日本は写メで撮った写真を広告に掲載している家も多々散見します。
日本人が市況の全く違うオーストラリアで不動産を購入する際、一番最初に行う事は「頭のリセット」です。
- 「家は一生に一度の買い物」➡考え方を捨ててください。
- 「一国一城の主」➡気合入りすぎです。考え方を捨ててください。
- 「初めての家は新築」➡悪くはないですが、こだわると選択肢が狭まります。
- 「先祖代々の土地を守る」 ➡二世、三世に委ねましょう。
この「日本型の不動産に対しての考えをリセットする」というのは非常に大事な事で、一番最初に不動産に対する考えを変えて購入調査をしないと、費やした時間が非常に無駄になるばかりか、後で後悔するような物件を購入してしまう可能性があります。まずは「基本的なオーストラリアの不動産情報」をしっかり頭に入れてから物件の購入調査をしましょう。
この章ではオーストラリアにおいて、住宅を購入する際に気を付けなければいけない点を私の経験からお伝えします。ただし自分の経験からの私見なのでまだまだ勉強不足があるかもしれません。また不動産売買に関しての法律は各州に委ねられているので、私の記載はVIC州での経験という事を念頭に記事をお読みください。
不動産購入 基本編
不動産 考え方の見直し
初めてオーストラリアで住宅を購入する際、または不動産投資用の物件を購入しようと検討している際、自分の親、友達、同僚からいろいろな経験談を聞き、エキサイティングな気持ちと共に非常に混乱する場合が多々あると思います。何故ならば彼...
不動産 購入前の心構え
不動産を購入する前に予算の設定はもちろん大事な事ですが、まずはオーストラリア不動産購入の「心構え」について述べたいと思います。特に日本で一度でも不動産を購入した方々は、「経験がある」と思って臨まれると思いますが、エリアの選び方...
不動産 購入前の心構え (投資物件の場合)
以下は私の過去の経験からの私見、そしてVIC州での経験です。投資用不動産の購入前の心構えを参考として記載します。自宅購入と投資物件購入は違う。感情で購入しないようにしましょう。今までいろいろ見聞きしている中で「自宅購入」と...
不動産購入 準備編
不動産 政府補助 (Government Support / Grant)の確認
初めて住宅を購入するFHO (First Home Owner) / FHB (First Home Buyer)の購入補助には、全国同一のFederal Governmentによる補助、そして各州独自のState Governmentに...
不動産 購入予算の決定
心構え、政府の住宅補助の確認が完了したら次は「不動産購入予算の決定」です。これを決めない事には何も始まりません。まずはFinancial Broker、もしくは直接銀行に行って、幾らくらい借りれるかを相談しましょう。Financi...
不動産 購入エリアの調査 その1
Location Location Locationメルボルンに30年以上住んでおり、不動産投資は1997年から開始しました。不動産セミナー他、いろいろな所で言われているかと思いますが、不動産の購入の一番の肝は [Location...
不動産 購入エリアの調査 その2 (主に投資用不動産)
購入予算が決まりましたら、次は具体的な調査に移ります。自宅購入の調査方法は通常以下になります。 などの住宅売買サイトにお気に入りのサバーブ、購入条件を入力し、新着の通知があればOpen For Inspectionを見に行く。気に入...
不動産購入 購入編
不動産 購入に際して
サバーブのトレンド調査、1~2か月の直近の物件の売買価格モニターが完了したら後はPrivate Sale (For Saleでの購入)もしくはAuctionでの購入です。前回で既に 「売主の気持ち」 を記載していますが、おさらいの為もう一...
本不動産の章については個人の経験・私見をお伝えしているのみであり、不動産の購入・投資を勧めているものではありません。本情報を通じて提供されるコンテンツ等を信頼するか否か、取引等を行うか否かは全て本情報利用者の皆様ご自身の責任の下で判断いただくものとし、FPコアラは、コンテンツ等を利用してまたは参考にして本情報利用者の皆様が行った投資、売買、借入その他一切の取引または事業等の結果につき一切責任を負いません。また、第三者の提供するコンテンツ等に関する苦情、クレームまたは紛争については、本情報利用者の皆様と当該第三者との間で解決していただくものとし、FPコアラは一切関与いたしません。
免責事項の詳細はココをクリックしてください。