不動産 考え方の見直し

初めてオーストラリアで住宅を購入する際、または不動産投資用の物件を購入しようと検討している際、自分の親、友達、同僚からいろいろな経験談を聞き、エキサイティングな気持ちと共に非常に混乱する場合が多々あると思います。

何故ならば彼らは 全く違った方向性で不動産を購入し、その経験をあなたに教えてあげようとしているからです。

  • 日本の親 ➡オーストラリアの不動産市場を知らず、日本の不動産購入の感覚でアドバイス
  • Home Owner (持ち家オーナー) ➡ 1軒、もしくは2軒買った経験からの限定されたアドバイス
  • Investor (複数軒持っている不動産投資家) ➡ 何軒も持っているので考え方が大胆すぎてアドバイスがアグレッシブすぎる

と思った事はありませんか?先輩の皆さんのアドバイスは有難いのですが、実は皆さん全て「根本的な考え方が違う」人達なので、まともに聞いていると自分の考え方が更に纏まらなくなります。

日本の親

親心でいろいろとありがたい助言を頂けると思いますが、残念ながらオーストラリアと日本の不動産(持ち家、投資物件)の市況・状況とは全く異なり、また「税法」も異なるので残念ながら親心の助言はあまり役に立たないかもしれません。この国では「家は一生に一度の買い物」「一国一城の主」「先祖代々の土地を守る」という考えは全くありません。

「家はライフスタイルに合わせて必要ならば変えていく」柔軟な発想が必要です。例えば新婚ならば街の近くのアパート、子供ができると少し大きなユニット、更に家族が増えると郊外の一軒家。そして子供が巣立つと老夫婦でまた小さなアパート・ユニットに移り住む、という感じがオーストラリアでは一般的です。「家は一生に一度の買い物」と考えるとあまりにも理想を追い求めすぎて、なかなか購入に踏み切れないかもしれません。少し力を抜いて、理想の6割でOK、次に買い替えた時に7割に近づけるとか、6割だけど後で台所は改装する、とかで考えてみてはいかがでしょうか?

Home Owner

そもそも家に対しての考え方が皆さん違うし、なによりオーストラリアでは家は「将来の不動産投資」と考えている方が非常に多い。ネットに住所を打ち込めば簡単にその家の売買履歴が検索でき(他人の家でも)、日本で言う「個人情報」はこと家の値段に関しては透明すぎるほど透明です。アメリカもオーストラリア同様にネットで売買履歴は見られます。また、そのことにより自分の家の資産価値が分かり、次の家の購入予算も立てやすくなります。

「将来の投資」とは、今後自分のライフスタイルに合わせて家を買い替える際に「住んでいる家が売却で幾らで売れるか」が次の家のエリア・グレードに影響があるため、「できるだけ高く売れる場所、売り易い家を買う」のが鉄則です。このあたりも日本と全く違います。多分ほとんどの日本に住んでいる日本人は「次に売り易い家」を考えて買う事はないと思います。 そして、エリアも好みも人それぞれの為、郊外の大きな家が好きな人のアドバイス、City中心部に近い場所で小さいけれど便利な場所に住んでいる人のアドバイス、何が何でも新築信仰の人のアドバイスなど、全く違います。

不動産投資家

不動産投資家とHome Ownerの最も大きな相違点は「投資家は借金を増やしてレバレッジを使って資産を増やす」。対してHome Ownerは「できるだけ早めにローンを減らしたい」という、借金に対しての考え方が一方は増やす、もう一方は減らすという、全く真逆のベクトルとなります。また合わせて購入動機・エリアも[節税目的] [Capital Gain目的] [Cash Flow目的]となり、考え方もHome Ownerと違い、もっと明確化になります。

ある資料によるとオーストラリアでは不動産保持者の25%、すなわち4人に1人が投資物件保持者と言われています。それほど不動産投資はポピュラーなものであり、BBQをすると1人は必ず不動産投資家はいると思われます。まさしく隣で肉をかじっている人が家主です。オーストラリアという新しい国に移り、日本で出来なかった事を実現できるいい機会があるかもしれません。

家に関しての人からのアドバイスも「この人はどのカテゴリー」かを見極めつつ、自分で調査して理解しながら購入を進めるのが良いと思います。

次章に続きます。

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