海外の資格、履修した学位をオーストラリア政府に認めてもらう

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今日Twitterで遊んでいたら たまたま #放送大学 というタグがあり、「相変わらず仕事しながら頑張ってる人がいるなあ~」と感心しながら30年前の記憶が蘇ってきた。私もオーストラリアに来る前に放送大学で勉強し、なんとか卒業できた。 

オーストラリアに永住後、1990年にオーストラリアはRecession(不況)に入り、毎日同僚がクビになる現実があった。労働組合が強かったにも係わらず、当初は4週間 Noticeだったのが徐々に短くなり、最後の方は午前中に一緒にタバコ吸ってた人が午後にはクビでいなくなっている感じ。

「これはなんとかしなくては」と思い、当時のNOOSR(National Office for Overseas Skills Recognition)に放送大学の卒業証明を英文に翻訳後送付し、放送大学の卒業資格がオーストラリアのBachelor of Arts同等と認められ、Swinburne University of TechnologyのPost Graduate(大学院)で履修する事が出来た。英語ができずに嫌になるくらい心に傷を負ったがなんとか卒業した。

それから30年、棺桶に入る前にやるべき事のひとつに「Financial Plannerになるという」目標があり、2020年再び勉強を始める事にした。オーストラリアでは直前の2019年1月からFPになるルールが変わり「最低でもBachelor(大卒)もしくはそれ以上の学位を取得する」という要綱が加わったが、幸い30年前にGraduate Diplomaを履修していたので、Post Graduate(大学院)での1~2年の履修でFPの基本要求に対応できる事が出来た。 もしこれが無ければ またBachelor Degreeからやり直しとなり、Part timeだと最低でも6年掛かるのであきらめていたかもしれない。実際この「最低でも大卒」の要求の為、半分位以前からFPとして仕事をしていた人たちが仕事を辞めたと聞く厳しい条件。

これも元をたどれば放送大学で大卒資格を取っていたため、30年前にGraduate Diplomaを、そして30年後の今、お陰様で短い履修時間で完了する事ができる。本当に卒業していて良かった~。

少し話が長くなったが、要するに「日本での資格をオーストラリア政府に認めてもらう」方法があり、更なる自己研鑽、転職、就職にも役に立つかもしれない。NOOSRは現在以下の組織に変更した模様。詳細は以下参考リンクで確認してください。

<以下参考リンク>

Qualifications Recognition
https://www.dese.gov.au/qualifications-recognition

ロックダウンを機に自己研鑽はいかがでしょうか? 世界が広がります。

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